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天竜川舟下り「より快適に」 舟2隻進水へ 進行方向見やすく

天竜川舟下り「より快適に」 舟2隻進水へ 進行方向見やすく

 飯田市の天竜川で「天竜川和船下り」を運航する南信州リゾート(飯田市)は6日、新たに完成した木造の舟2隻の進水式と安全祈願を開く。舟は船頭3人が昨年12月から製作。従来より全長を3メートルほど短くした9メートルの舟に、進行方向が見やすい座席を取り付けた。同市松尾新井のリバーポート弁天で6日午前9時半から1隻を初運航する。

 これまでの船は大人数の団体客を想定した造りだったが、近年は少人数で訪れる観光客が増加。信南交通(同)から事業を継承し、昨年から営業する南信州リゾートが新たに小型の舟を建造した。事業が休止する冬季期間に船頭3人が舟の製作を進めて2月末に完成させ、3月末に運航に必要な検査を終えた。

 これまでは客が向かい合わせに座る板の座席だったが、新造した舟は進行方向に向いた椅子を設けた。木下明支配人(58)は「より快適に舟下りを楽しめると思う。ぜひ乗ってみてほしい」と話す。

 同社の運航開始1周年を記念し、今月15日までは大人2800円の特別料金で乗船できる。問い合わせは南信州リゾート(電話0265・49・0075)へ。(2024年4月2日配信)