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これが北アルプス涸沢の夏 お花畑が見頃

これが北アルプス涸沢の夏 お花畑が見頃

 北アルプス涸沢カール(標高約2300メートル、松本市安曇)周辺で夏の高山植物が見頃を迎えている。奥穂高岳に向かう「パノラマコース」の登山道脇では、白い花を咲かせるハクサンイチゲと、黄色いシナノキンバイが夏山を彩っている。

 涸沢ヒュッテからパノラマコースを30分ほど登った登山道脇にお花畑が広がり、背景には涸沢槍が映える。ほかにも登山道には、かわいらしいチングルマが、涸沢小屋近くではニッコウキスゲも花を咲かせている。お花畑を写真に収めていた都内の男性(64)は「きれいですね。ただ、シカなどの食害で将来どうなるのか心配」と話していた。

 涸沢ヒュッテによると、中旬に咲き始め、見頃は今月末ごろまで続きそうだという。小林剛社長(60)は「高山植物は山の彩りで、登山者には癒やしになると思う」と話している。(2024年7月26日配信)