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夏休みは座禅で心すっきり 上田市の大輪寺

夏休みは座禅で心すっきり 上田市の大輪寺

 上田市中央北の曹洞宗大輪寺で28日、夏休み座禅教室があった。市中央公民館新田分館が住民向けに開く恒例行事で、4歳から70代までの43人が参加。近藤光俊住職(43)に教わりながら静かに自分の心と向き合い、「心がすっきりした」などと感想を口にしていた。

 近藤住職が座禅の姿勢などを解説。「忙しい日々を過ごし、隙間の時間もスマートフォンなどから刺激を受けていると思う。いったん離れて、静かな心で座ってみてください」と説いた。

 参加者は一人一人、専用の座布団を敷いて足を組んだ。背筋を伸ばし、呼吸をゆっくりするよう心がけ、始めに約5分、休憩を挟んでさらに約10分間座禅をした。

 同市第三中学校3年の満木凌空(みつぎりく)さん(14)は「受験のことなどを考えて心がごちゃごちゃしていたのを忘れ、すっきりできた」と晴れやかな表情。同市北小学校3年の田中楓(かえで)さん(9)は「集中するとセミや鳥の鳴き声がよく聞こえて、いつもと違う感じがした」と話した。(2024年7月29日配信)