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地球の歩き方信州 2025年春出版へ 「県民に愛されるガイド本」目指す

地球の歩き方信州 2025年春出版へ 「県民に愛されるガイド本」目指す

 旅行ガイド本「地球の歩き方」の発行会社は5日、信濃毎日新聞社と連携して信州の魅力を紹介する「地球の歩き方信州」を来年4月に出版すると発表した。表紙に使いたいイラストを選んでもらい、お薦めの観光スポット、グルメなどの情報を寄せてもらうアンケートも同日、ウェブ上でスタート。口コミを含む地域情報満載の「県民に愛されるガイド本」を目指す。

 創刊45年の地球の歩き方は、約160の国・地域を手がける人気ガイド本。信毎は昨年秋から連携し、取材ネットワークで見つけた県内77市町村の「推し」を、本紙と信濃毎日新聞デジタルで紹介している。

 信州版はこうした記事、写真の一部を掲載。自然、歴史、観光地といった77市町村それぞれの魅力を網羅し、地図を付けて紹介する。アンケートでは、県民らに善光寺(長野市)や北アルプスなど表紙のイラスト候補を選んでもらい、信州の自慢や好きな方言を尋ねる。海外版でも重視してきた体験談や口コミをガイド本に盛り込む。

 この日、発行会社「地球の歩き方」(東京)の由良暁世編集長らが県庁に阿部守一知事を訪ねて出版を報告した。由良編集長は、県民でも全77市町村を訪れた人は少ないのではないかとし、「(ガイド本を)県民が県内旅を楽しむお供にしてほしい」とPR。阿部知事も「地元の魅力の再発見につながるとうれしい」と期待した。

 A5変形判、500ページ超、税込み2200円の予定。アンケートは9月末まで行い、抽選で30人に500円分のクオカードなどを贈る。(2024年9月5日配信)