
2025.03.11
地域おこし協力隊員、「みんなのポケットマップ」作成 安曇野市明科

安曇野市明科地域の活性化に取り組む市地域おこし協力隊の瀬戸康弘さん(37)と山崎大輝さん(30)が、同地域の飲食店や観光施設などを掲載した「みんなの明科ポケットマップ」を作った。昔ながらの飲食店や新規開店の雑貨店など計42のスポットを紹介。地図を片手に明科を歩いてほしい―と地域内で無料配布している。
瀬戸さんは昨年1月、山崎さんは同4月にそれぞれ協力隊となり、明科地域に何があるかを知ることができる「よもやまマップ」(山崎さん)が必要だと考えた。同9~10月に住民から話を聞く会を設け、お薦めスポットを集めた。
完成したポケットマップは表裏カラーで、広げるとA3サイズ。表面は明科の広域地図で地域の寺やカフェなどを紹介し、裏面はJR明科駅周辺の詳細地図で、昔ながらの書店やラーメン店などを取り上げた。2人とも食べ物好きのため飲食店が少し多め。
瀬戸さんは「個性的な人がいて、知れば知るほど面白いのが明科地域」と話す。今後も改訂していく予定で、山崎さんは「『こんなお店があるんだ』と地域住民にも気づきを与えられるようなマップにしたい」と意気込む。
500部製作し、市明科支所やシェアスペース「龍門渕てらす」などで配布している。(2025年2月13日配信)