移住したくなったら

伊那市が「準市民」制度 桜の花モチーフの記章贈る

伊那市が「準市民」制度 桜の花モチーフの記章贈る

 伊那市は23日、市に長年寄付を続けている市外在住者などを「準市民」に認定する制度を創設したと発表した。市に出向して働いた経験がある企業の社員や国の職員らも想定しており、了承が得られれば認定する。桜の花をモチーフにした記章を贈り、市をPRしてもらう。

 この日、市役所での記者会見で白鳥孝市長が説明した。市外にいても市との関わりを持ちたい―との要望があったとし「今後認定を進め、市を応援してくれる人を増やしていきたい」と話した。

 市内の高遠城址(じょうし)公園で開かれる「さくら祭り」で、市民と同様に入園料を無料にするなどの特典を検討しているという。記章は、タカトオコヒガンザクラを剪定(せんてい)した枝で作った。市企画政策課の久保田千穂さん(32)は「記章を付けてもらい、見た人が伊那市に興味を持ってくれればうれしい」と話している。(信濃毎日新聞、2021年3月24日)