
2025.10.28
消防団員は何をしているのか? 10~50代、「1日体験」
消防団の活動に関心を持ってもらおうと、県消防課は11日、「1日消防団体験」を飯田市東栄町の飯田消防署で開いた。市内外から10~50代の11人が参加。市消防団も協力して消防機材を見学したり、放水を体験したりした。
小雨が降る中、団員がポンプ車の設備や電動カッターなどの機材を説明。壁に向かって水を発射する放水訓練では、参加者たちは団員に支えられ、水圧に負けないよう、脇にしっかりとホースを抱えた。同市上郷の自営業桜井礼子さん(49)は「思ったよりホースが重い。相当な力で支えないといけなかった」と話していた。
現在785人が所属する同市消防団だが、団員は年80~90人ずつ減少しているという。前島大介副団長(39)は「すぐに入団しなくても、まずは何をしているか知ってもらいたい」と力を込めた。
11月8日には松本市でも開催予定だ。(2025年10月12日配信)

