移住したくなったら

家族で山に親しもう 漫画家・鈴木ともこさんらトークショー

家族で山に親しもう 漫画家・鈴木ともこさんらトークショー

 家族で身近な山に親しむための催し「マウンテンズ&モーメンツ」が12日、松本市中央2の信毎メディアガーデンであった。印刷業のプラルト(松本市)が、山の写真を使った「稜線(りょうせん)カレンダー」の発売30周年を記念して初めて企画。同市の漫画家鈴木ともこさんらのトークショーがあり、来場者でにぎわった。

 鈴木さんは「地元の人ほど山に行かない人が多い」とし、北アルプス上高地周辺や木曽駒ケ岳など無理せず楽しめる山を紹介。「楽しむためには心と身体に余裕を持つことが大事」と話した。市内の認定NPO法人で子ども向け登山クラブを主催する松場省吾さん(54)と共に来場者の質問に答える時間もあり、登山時の必需品や体力づくりについて答えた。

 東海大諏訪高校(茅野市)2年の八木颯太さん(17)=岡谷市=は「山は見るだけと思っていたけれど、行ってみるのも選択肢の一つかなと思った」と話していた。

 カレンダー採用写真の展示もあり、雄大な北アの槍ケ岳や前穂高岳などを捉えた作品を展示。菓子やカレー、山関連商品の販売もあり、24ブースが並んだ。(2025年10月13日配信)