
2025.12.18
中央道「駒ヶ岳SA」 飯田短大生考案の限定メニュー登場
駒ケ根市の中央道「駒ケ岳サービスエリア(SA)」に今月から、飯田短期大(飯田市)生活科学学科食物栄養専攻の学生有志5人が考案したレシピを基にした期間限定メニューが登場した。県内産の食材を取り入れ、冬の寒さ対策やドライバーの疲労回復の効果も考えた一品に仕上がっている。
上り線と下り線の各飲食施設で、それぞれ異なるメニューを用意した。上り線側のフードコートでは「里の恵みあんかけそば」(890円)を提供。白菜などの野菜やシイタケに高野豆腐を合わせ、冷えた体を温める。
下り線側のレストランは、「信州高野豆腐と豚肉のあんかけ丼」(1300円)。甘辛いたれで味付けした食べ応えが売りで、長距離を運転するドライバーの満足感を考えた。
担当した学生は栄養士を目指しており、各メニューは栄養バランスにも配慮した。提供は来年3月末まで。
駒ケ岳SAのある駒ケ根インター(IC)―中津川IC間が今年、伊北IC―駒ケ根IC間が来年に開通50周年を迎えるのを記念し、同SAを管理する中日本エクシス一宮支店(愛知県一宮市)が飯田短大側に依頼。学生は飲食施設の調理担当者らの声を聞きながら、レシピを磨いた。
生活科学学科長の友竹浩之教授(56)は「材料調達の制約や調理現場の負担も考慮した実践的なレシピ作りができ、学生にとって貴重な経験になった」と話している。(2025年12月12日配信)

