価格は4850万～1億6千万円　松本駅近くのマンション販売開始

　穴吹工務店（高松市）などは１日、松本市の松本駅近くの日本たばこ産業（ＪＴ）松本支店跡地（松本市深志１）に建設中の分譲マンションの販売を始めた。３棟を設け、間取りは２ＬＤＫから４ＬＤＫの全３２タイプとする。名称は「ザ・レジデンス松本深志」で、総数は県内最大戸数の２７３戸。販売はそのうち第１期の７７戸で、価格は４８５０万円～１億６千万円。

　マンションは同社と野村不動産（東京）、ＮＴＴ都市開発（同）の共同企業体が建設中で、高さ４４・９メートル、地上１５階の鉄筋コンクリート造り。北アルプスを望む西棟「アルプスアリーナ」、松本駅前記念公園に面する東棟「パークアリーナ」、南向きの「サウスアリーナ」があり、１８０台分の駐車場を備える。

　共有スペースとして、西棟の１４階にラウンジ、２階にランドリーや来客向けのゲストルームを設ける。入居開始は２０２８年１月中旬の予定。

　最上階の１２部屋は１０２～１６７平方メートルで、それぞれ部屋のタイプが異なる。１４階以下の部屋に比べて天井が高く、キッチンや風呂なども特別な仕様にする。

　第１期では最上階の５部屋を含む６４～１２０平方メートルの部屋を扱っている。資料請求は約７００件あり、県内からが６割、県外が４割という。穴吹工務店の河原広平プロジェクトマネージャーは「松本駅から徒歩５分の好立地で、ライフスタイルに合った間取りを提供できる」としている。(2025年12月2日配信)