
2026.04.03
「姨捨の棚田」で伝統的な米作り体験を 担い手確保へ講座
千曲市と市日本遺産推進協議会は来年度、同市八幡の国名勝「姨捨の棚田」で初の「米作り体験講座」を開く。苗作り、田植え、稲刈り、脱穀など4月上旬から11月中旬まで全10回の講座で、定員は先着10人。伝統的な米作りを一通り体験できる機会を提供し、日本遺産「月の都 千曲」の構成文化財でもある「姨捨の棚田」の新たな担い手確保につなげる狙いだ。
米作りに興味があり、平日の作業に参加できる人であれば市内在住でなくても応募できる。参加費は1人5千円。講座修了者には収穫した棚田米を贈る。体験講座の会場は市の「棚田貸します制度(棚田オーナー制度)」で地元農家らの「名月会」に作業を委ねる「保全コース」の棚田を活用。同会会員が農業機械の使い方を含め、米作りに必要な作業を指導する。
月見の名所として知られる「姨捨の棚田」は同市を代表する観光地だが、近年は保全の担い手不足が深刻化。市は来年度、小川修一市長直轄の「棚田保全緊急対策特別チーム」(仮称)を新たに設け、貴重な文化資産でもある棚田を後世に伝える態勢づくりに本腰を入れる方針だ。
3月9日午前9時以降、住所・氏名・電話番号を記載して市日本遺産推進協議会事務局の市観光課日本遺産推進係(jh-suishin@city.chikuma.lg.jp)にメールで申し込む。問い合わせは同係(電話026・273・1111・内線3264)へ。(2026年2月25日配信)

