移住したくなったら

長野県産食材ふんだんに 松本の専門学校生「パティシエバザー」

長野県産食材ふんだんに 松本の専門学校生「パティシエバザー」

 専門学校未来ビジネスカレッジ(松本市渚)は17日、パティシエ・ブーランジェ学科の生徒21人が作ったパンや菓子を販売する「パティシエバザー」を同校パティシエ実習棟で開いた。新型コロナ下を経て4年ぶりの開催。家族や他学科の生徒らが訪れ、列をつくって買い求めた。

 今年は「長野県」をテーマに掲げ、飯山市産リンゴを使ったアップルパイや、県産の柿のタルトなど30種類余りの商品を並べた。ピザやサンドイッチの具には信州サーモンを入れた。

 バザーは、生徒たちが店舗経営を疑似体験する狙い。商品を作るだけでなく、原価に基づいて売値を決めたり、来店者が買いやすい陳列や包装を考えたりもしてきた。

 統括責任者を務めた2年多湖美紗樹さん(20)=松本市大手=は「たくさんの人が来てくれてうれしい。みんなと協力して物事を進める体験は勉強になった」。古川博徳学科長(53)は「経営を学ぶとともに、商品を買ってもらう喜びを知り、将来につなげてほしい」と話していた。(2023年11月17日配信)