移住したくなったら

上田市の日本遺産「レイライン」 商議所が商品PRカード

上田市の日本遺産「レイライン」 商議所が商品PRカード

 上田商工会議所(上田市)は、上田市の日本遺産「レイラインがつなぐ太陽と大地の聖地」にちなんだ土産など17種類の商品をPRするカードを作った。昨年度開設した日本遺産関連商品の紹介サイトと連動し、スマートフォンによる検索や販売店への来店を促す。上田電鉄別所線の上田駅や下之郷駅、別所温泉駅、生島足島神社、市観光会館など市内7カ所に置く。

 カードは縦約9センチ、横約7センチ。商品の写真と概要、紹介サイトにつながるQRコードなどを載せた。製作に当たり、商議所の会員らに声をかけて趣旨に賛同した17事業者が参加。それぞれが最もPRしたい商品をそろえた。

 日本遺産の構成文化財の一つ、別所温泉の北向観音境内にある「愛染カツラ」の葉をイメージしたパイなどの菓子類や酒類の他、構成文化財を巡るバスツアーもある。地元産のイネ科植物「マコモ」を使った茶は市内の長野大の学生が開発に携わった。

 商議所は昨年度から、日本遺産関連商品の開発セミナーや販売の催しを開催。担当者は「商品を通じて地元商店の魅力の再発見につなげたい」としている。(2022年12月10日配信)