2025.01.07
茅野市の校庭リンクで滑り初め 「早く滑れてうれしい」
茅野市金沢の住民でつくる金沢体育協会は12月30日朝、金沢小学校の校庭に設けたスケートリンクのリンク開きをした。年内の全面結氷は7年ぶり。同校スケートクラブの児童8人が滑り初めをして、今シーズンの始まりを喜んだ。
学校から依頼を受けた体協が今月上旬から校庭に水を張ったり、氷面が平らになるように凹凸部分を削ったりし、準備を進めてきた。1周230メートルで、現在の氷の厚さは12センチほど。この日は午前6時半に、体協や学校、地域の関係者、児童ら40人余が集まり、リンクにお神酒をまくなどして安全を祈願した。体協の小池明会長(53)は「今年は冷え込みもあり、順調に凍ってくれた。楽しんで滑ってほしい」と話した。
滑り初めで氷の感触を確かめたクラブ長の名取蒼生(あおい)さん(11)=5年=は「早い時期から全面で滑れてうれしい。コーナーの滑りを意識して練習したい」と笑顔。リンクは児童が授業やクラブ活動に使うほか、一般にも開放する。
市スケート協会長で金沢地区コミュニティ運営協議会の池上泰司会長(73)は「リンクづくりは地域づくりにもつながっている。金沢地区の文化として大切にしていきたい」と話していた。(2024年12月30日配信)