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地域の農家・事業者を支援 通販サイト「もんマーケット上田」

地域の農家・事業者を支援 通販サイト「もんマーケット上田」

 上田市などは、地元の農産物や独自商品を扱うインターネット通販サイト「もんマーケット上田」を開設した。質の高い商品を手掛けながら、情報発信や販路の開拓が得意でない農家、事業者が少なくないため、ネット販売でPRと営業力を強化。運営者側が出品者を取材し、商品の説明文や動画を作る。

 通販サイトは、市内で実証実験中のデジタル地域通貨「もん」の運営で連携する市、市内3商工団体、コンサルティング業のマモル(東京)による取り組みの一環。同社がサイトを運営管理し、市などは出品者を紹介する。

 現在の出品者は市内の2社。農産物の生産・加工販売会社は栄養補助食品、除菌剤の製造販売などを手掛ける会社は除菌消臭剤を出品している。材料の薬草を育てる従業員の写真や、社長が商品を説明する動画をマモルが製作。手数料として出品者が販売価格の3割を同社に支払うのが基本的な仕組みだ。

 マモル担当者は「販売だけでなく、商品の企画や集客策などを幅広くサポートする」と説明。出品者を募集しており、公式サイト「もんプロジェクト」から申し込める。(2021年4月3日、信濃毎日新聞)