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松本で「ムーンナイトサーカス」東京パラ開閉会式の出演者ら

松本で「ムーンナイトサーカス」東京パラ開閉会式の出演者ら

 8~9月の東京パラリンピック開閉会式の出演者らがさまざまなパフォーマンスを披露する「ムーンナイトサーカス」が24日夜、松本市中央2の信毎メディアガーデンで開かれた。カラフルな衣装に身を包んだピエロやダンサーたちが、パントマイムやジャグリング、ポールダンスなどで多彩に表現。来場した親子連れら約100人を巻き込んで玉入れを楽しむなど、会場全体で盛り上がった。

 東京パラ開会式の一部振り付けを担当した市内のサーカスアーティスト、金井ケイスケさん(49)がプロデュースした。同開会式に出演した「車いすのギタリスト」川崎昭仁さん(長野市)が、ヒョウ柄のジャケット姿でテクニックを披露。黒ずくめのダンサーが白い布をひらめかせて周りを踊り、バイオリンやピアノ、パーカッションなどの生演奏が舞台を盛り上げた。

 来場者が赤組と青組に分かれた玉入れでは、パフォーマーが構える籠めがけて、色とりどりのボールが宙を舞った。大道芸を習っているという松本市本郷小学校4年の三根博海君(10)は「いつかステージで皆がすごく喜んでくれる演技がしたい」。金井さんは「会場と一緒に盛り上がれてよかった」と話していた。(2021年12月25日掲載)

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