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「和の婚礼」を歴史あるまちで 小諸に協会発足

「和の婚礼」を歴史あるまちで 小諸に協会発足

 小諸市の歴史ある町並みを活用し、和装で結婚式や披露宴を開いてもらおうと「小諸ウェディング協会」が発足した。創業100周年の老舗料亭「音羽」、明治の文豪・島崎藤村ゆかりの温泉旅館「中棚荘」、写真スタジオ「ひびきわフォト」代表のカメラマン杉山亜衣さん(42)の3者で組織。「和の要素を取り入れた婚礼スタイル『次世代型・和のウェディング』を提案したい」と意気込む。

 小諸城址(じょうし)懐古園や旧北国街道など小諸の魅力を内外に発信する狙いもある。1月に設立。インターネットなどで共同PRをしていく。2022年度に結婚式30組とフォトウエディング50組を目指す。

 軽井沢町で多い洋風型の婚礼に対し、古城や神社仏閣の多い地域の特性を生かす考えだ。会長に就任した音羽の責任者、朝倉修兵さん(36)は「小諸ならではの結婚式を広めていきたい」と強調する。

 杉山さんは「小諸は今のところ結婚式のイメージがあまりないが、すてきな会場がたくさんある」と指摘。プランナーらと20年に立ち上げたチーム「小諸アースウェディング」で、浅間山麓などでの野外結婚式を提案する。(2022年3月23日掲載)