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はかま姿の上田女子短大生 別所線ガイドを再開 「上田を楽しんで」

はかま姿の上田女子短大生 別所線ガイドを再開 「上田を楽しんで」

 上田女子短大(上田市)の学生ボランティアが19日、上田電鉄別所線(同)での観光ガイドを再開した。地域活性化を目指して2016年に始まったが、19年の台風19号災害やその後の新型コロナウイルス流行で休止が繰り返されてきた。はかま姿の学生2人が上田―別所温泉間を2往復し、沿線の観光情報や歴史を乗客に案内した。

 ともに総合文化学科2年の仲鉢麻希さん(19)と内田怜奈さん(20)が担当。神畑駅に向かう車内では、駅近くにリンゴ畑があり「春にはたくさんの花が咲いてとてもきれいです」と紹介した。観光で別所温泉に向かう専門学校生の沢田莉央さん(19)=横浜市=は「沿線の景色とともにガイドを楽しめた。観光地に行くんだという気持ちが高まっていった」と笑顔だった。

 ボランティアガイドは現在12人。案内したのは昨年11月以来という仲鉢さんは「お客さまの反応がうかがえてうれしかった。上田を楽しんでほしいという気持ちが伝わったのでは」と話していた。

 ガイドは週末を中心に実施。25、26日にも2往復ずつ乗り込む。7月以降の予定は上田電鉄のホームページに順次、掲載される。(2022年6月20日配信)