2021.04.22
停電の原因はカラスの巣 諏訪・茅野・岡谷で相次ぐ
14日午前5時20分、諏訪市四賀から茅野市ちのにかけて一時最大1250戸が停電した。中部電力パワーグリッド諏訪営業所(下諏訪町)によると、諏訪市飯島の電柱にカラスが巣を作り、何らかの金属部品が電線に接触したという。巣の撤去作業を行い、約4時間後に全戸復旧した。
カラスの巣が原因とみられる停電は13日午後9時半にも岡谷市と諏訪市で発生。最大で730戸が停電した。
14日朝の停電で信号機などに影響はなかったが、諏訪市沖田町のコンビニエンスストアでは商品のバーコードが読み取れなくなり、会計の際に値段の確認に追われた。店員の一ノ瀬貴紀さん(26)は「電気がないとここまで無力なのか」と話した。
停電の原因となった電柱の近くに住む男性は「朝からたくさんの人が作業していた。停電の原因とは知らなかった」と驚いた様子だった。
この時季はカラスの営巣による停電が起きる可能性があり、中部電力パワーグリッドは電柱にカラスの巣を見かけたら専用電話(電話0120・985・232)での連絡を呼び掛けている。(2021年4月15日、信濃毎日新聞)