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エメラルドグリーンの絹を作る「天蚕」 飼育、織物体験に向け準備 安曇野

エメラルドグリーンの絹を作る「天蚕」 飼育、織物体験に向け準備 安曇野

 薄緑色で光沢のある糸を吐く「天蚕(てんさん)」の普及に取り組む安曇野市の市民団体「やまこの学校」は25日、同市の国営アルプスあづみの公園堀金・穂高地区で、飼育に向けた準備作業を行った。天蚕の飼育から繭の収穫、糸で織物を作る体験までを行う全10回の講座の初回で、親子連れら38人が参加した。

 参加者は、指導に当たる古田春江さん(73)=安曇野市=の案内で、ふ化したばかりの約5ミリの幼虫を観察。その後、幼虫の餌になるクヌギを植えた飼育林のハウスの骨組みに、サルやスズメバチから幼虫を守るネットを2重に掛けた。

 講座は、江戸時代後期から約200年続く天蚕の文化を伝えようと、2013年度から毎年開いている。古田さんは「地域の里山で受け継がれた伝統を見て、触れて、知ってほしい」と話した。(2021年4月26日)