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小諸市で新そば祭り 地元産そば粉使い、300食振る舞い

小諸市で新そば祭り 地元産そば粉使い、300食振る舞い

 小諸市糠地(ぬかじ)区の西小諸活性化施設「みはらし交流館」で6日、「新そば祭り」があった。市内のソバ栽培者でつくる市営農支援センターそば専門委員会が3年ぶりに開き、今秋収穫して製粉した地元産そば粉を使った手打ちそば300食を振る舞った。同専門委会長の片桐忠男さん(71)は「天候に恵まれ大勢に楽しんでもらえた」と話した。

 同専門委は市内九つの「そば会」で構成。新そば祭りは新型コロナに伴い2020、21年は中止していた。そば打ち愛好家ら8人がみはらし交流館でそばを打ち、整理券配布時には行列ができた。

 今年の収量は例年並みだが上々の品質といい、NPO法人そばネットジャパン(埼玉県)のそば打ち技能検定6段位の大池久男さん(72)は「色があってとても良い手触りの粉だった」と話した。

 昨年設置された専用釜でゆでたこともあり弾むような歯応え。富士山が見えるベンチで香り高さを味わった東京都世田谷区の田辺智美さん(55)は「来て良かった」と満足げだった。(2022年11月7日配信)