移住したくなったら

海外客が環境考える旅を 上松町の森林でモニターツアー

海外客が環境考える旅を 上松町の森林でモニターツアー

 国土交通省北陸信越運輸局(新潟市)は25日、外国人向けモニターツアーを木曽地方で開いた。旅行客に環境や伝統文化の保護を考えてもらうツアー商品づくりが目的。在日外国人3人が上松町の赤沢自然休養林などを訪ねた。

 赤沢森林鉄道に乗車し、休養林内を散策。地元ガイドの説明を聞いた。フランス出身のインバウンドアドバイザー、ボゥ・ジュリさん(32)=愛知県稲沢市=は「すごくきれいで楽しい。でも、外国人旅行者がどうやって来るかという課題はある」と話した。

 モニターツアーは3日間で、24日に駒ケ根市で機織り体験や着物での散策、25日は他に南木曽町の妻籠宿を見学した。26日は飯田市で和紙すきなどをする。参加者らの意見を基に年度内にモデルツアーをつくり、旅行商品を扱う民間のサイトで紹介していく。(2022年10月26日配信)