移住したくなったら

重さ3キロ 担ぐ「米俵マラソン」 3年ぶり本格開催 飯島町

重さ3キロ 担ぐ「米俵マラソン」 3年ぶり本格開催 飯島町

 重さ3キロの米俵を担いで走る「米俵マラソン」が27日、飯島町で3年ぶりに本格開催された。県内の208人が青空の下、米俵の重みを感じながら町内を駆け抜けた。

 町役場を発着点とする距離5キロと10キロの部門に分かれて力走。キャラクターや芸能人に仮装して大会を盛り上げた人もいた。米俵は地元の合同会社「南信州米俵保存会」が製作。完走者には町内産のブランド米「越百黄金(こすもこがね)」のおにぎりと新米3キロが贈られた。

 沿道では住民らが選手を後押しした。地元の会社員、宮沢聡子さん(50)は「大会があると町に活気が出る。来年以降も続けてほしい」。長男の大学生晴夢(はるむ)さん(19)と10キロの部に参加した町内の会社員、柴田武晴さん(46)は「楽しんで走れた。早速、晩ご飯で米を炊いて食べたい」と完走を喜んでいた。

 米どころの町をPRしようと町民有志でつくる実行委員会が主催。新型コロナ感染拡大で昨年は中止、2020年はオンライン開催だった。(2022年11月28日配信)