2023.05.17
「地元のおいしい食材」のギョーザ 直売所が佐久市にオープン
佐久市猿久保で「オレガノ食堂」を営む小宮山孝行さん(43)、清美さん(42)夫妻が店舗をリニューアルし、今月「蓼科豚餃子(ぎょうざ)直売所」をオープンした。2人は一昨年、洋食店だった同食堂を新型コロナの影響で閉じ、スーパー向けのギョーザの製造・販売に転換。地元食材を多く使っており、地域の人にもっと味わってほしいと対面でも販売することにした。
直売所は、地元産の豚肉や野菜を使うなど素材にこだわった冷凍や焼きたてのギョーザを持ち帰り専門で扱う。昨年3月から本格的にスーパーなどに冷凍ギョーザを出荷。現在は佐久市のナナーズ安原店など県内外約15店舗で扱われ、売り上げは上々という。
ギョーザの製造は、食堂を閉じて新規事業を考えていた時に、同市内で居酒屋を営む孝行さんの父親から、経営する居酒屋で出すギョーザを作ってほしいと頼まれたのがきっかけ。小諸市農ライフアンバサダーを務める武藤千春さんが企画した地元野菜の販売会で購入したキャベツなどを使ったり、隠し味に信州みそを用いたりして試行錯誤し、徐々に手応えを得ていった。
2人は「地元のおいしい食材を使ったギョーザをぜひ味わってほしい」と話す。冷凍生ギョーザは20個入り税込み千円。焼きたてギョーザは6個で同430円。午前11時~午後7時半。月曜と木曜定休。(2023年4月27日配信)