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「桃の季節のスタートダッシュ」 今季初出荷 飯田市

「桃の季節のスタートダッシュ」 今季初出荷 飯田市

 みなみ信州農協(本所・飯田市)は30日、松川町内の選果場で、わせ種の桃を今季初めて出荷した。今年は好天に恵まれて、桃の糖度が高く、大きさや色づきも良いという。今年の桃の出荷量は豊作だった昨年(905トン)に近い890トンを見込んでいる。

 この日は飯田市、喬木村、豊丘村で採れたわせ種「日川白鳳(ひかわはくほう)」「赤宝(せきほう)」の2品種計784キロを、同農協の直売所や中京圏へ出荷した。わせ種は7月10日ごろにかけて県内や関西方面へも出荷される。7月20日ごろからは「あかつき」など主力品種の出荷も始まる。

 同農協果実柿課の原章郎(あきお)さん(31)は「県内でいち早く桃の季節のスタートダッシュを切った。わせ種は出荷期間が短いが、甘みがのった桃を味わってほしい」と話した。(2023年7月1日配信)