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バットの原料アオダモを植樹 感染収束願い 松本国際高女子硬式野球部

バットの原料アオダモを植樹 感染収束願い 松本国際高女子硬式野球部

 松本市の松本国際高校女子硬式野球部が15日、木製バットの原料となるアオダモの苗木を同市四賀球場の敷地に植えた。同部はこの日、県内で初となる女子硬式野球「ヴィーナスリーグ」(関東女子硬式野球連盟主催)の公式戦を同球場で行う予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて中止に。部員たちは新型コロナ収束の願いも込め、丁寧に土をかぶせた。

 県高校野球OB・OG連盟(長野市)が呼び掛け、約1メートルの苗木20本を植樹。同部の17人と、練習の見学に訪れた小中学生があらかじめ掘られた穴に苗を入れ、スコップや手で土をかぶせて水をまいた。

 対戦予定だった花咲徳栄高(埼玉県)の選手らと一緒に植樹する計画は、試合の中止によりかなわなかった。松本国際高3年で主将の駒村真祐樹(まゆき)さん(17)は「リーグ戦を地元で戦いたかった」と残念がりつつ、「大きく育ってほしい」と話した。(2021年5月16日、信濃毎日新聞)

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