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オラホビールの製造元 ホップ摘み取り体験 東御

オラホビールの製造元 ホップ摘み取り体験 東御

 東御市の地ビール「オラホビール」を製造販売している信州東御市振興公社は24、25両日、ホップの収穫体験を同市和の畑で開いた。県内外から計約30人が参加。かんきつ系の香りが強いとされる品種「カスケード」の毬花(きゅうか)を摘み、爽やかな香りを楽しんだ。

 同公社は2010年にホップの栽培を始め、現在は約10アールの畑で200株ほどを育てる。収穫期は7月中旬~8月中旬。生のままビールの原料に使ったり、乾燥させて真空パックで冷凍保存したりするという。

 高さ約4メートルまで伸びたホップのつるを職員が切り、参加者が手作業で毬花を摘み取った。同市八重原の農業志村節さん(60)は「ハーブの香りがして和やかな気持ちになれる」。工場長の戸塚正城さん(50)は「ビールを通じて東御を知り、生のホップに触れてビールを好きになってほしい」と話した。(2021年7月26日、信濃毎日新聞)

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