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佐久に1棟貸しの宿「木馬のワルツ」 職員宿舎をリノベ

佐久に1棟貸しの宿「木馬のワルツ」 職員宿舎をリノベ

 佐久穂町で「山村テラス」との屋号で宿泊施設を営む岩下大悟さん(36)が佐久市振興公社と同市春日温泉地区に開業する1棟貸しの宿「SansonTerrace木馬のワルツ」の内覧会が5日まで2日間、現地で開かれた。地元住民らが訪れ、木のぬくもりを感じる内装や木々が広がる景色を楽しんだ。20日ごろから宿泊客を受け入れる。

 望月馬事公苑の職員宿舎だった木造2階建ての建物をリノベーション(再生活用)。4日は設計や改修を手掛けた岩下さんが案内した。佐久市塚原の会社員呉(くれ)沙織さん(32)は馬事公苑の馬場を望む大きな窓があるリビングに入り「すごい。すてき」。モダンな家具を置いたテラス付きの空間に「こんなにおしゃれになるなんて想像もつかなかった」と感心していた。

 市振興公社が旧職員宿舎を市から借り、岩下さんに管理運営を委託。岩下さんは内覧会に先立ち「これはゴールではなくスタート。気を引き締めて頑張りたい」とあいさつした。(2021年7月6日、信濃毎日新聞)

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