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オートバイ神社 ビーナスライン近くに設置

オートバイ神社 ビーナスライン近くに設置

 ビーナスラインに面した茅野市北山の車山高原スカイパークスキー場の一角に「車山高原オートバイ神社」が設けられた。一帯を通るライダーの交通安全を願い、同スキー場を運営する信州綜合開発観光(茅野市)が設置。7日、車山高原の観光関係者やオートバイ愛好家ら約50人が参加して「鎮座祭」があった。

 ヒノキでできた神社は土台を含めて高さ110センチ、奥行き50センチほど。交通安全などの神「猿田彦(さるたひこ)大神」を祭っている。新型コロナウイルス感染症などを受けた全国的なツーリング需要の拡大と、それに伴う事故が増加傾向にあることなどを受けて設置。今後、バイクやヘルメットに貼るステッカータイプのお守りを用意することも検討しているという。

 鎮座祭の後には、オートバイのレースチーム「Team長野」(事務局・小諸市)によるデモ走行なども行われた。オートバイ文化の振興などに取り組む一般社団法人「日本二輪車文化協会」(東京)の加藤稔理事は「ビーナスラインは走っていて面白い場所だが、路面が不安定な場所もある。安全に気を付けて楽しんでほしい」と話していた。(2021年8月8日、信濃毎日新聞)

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