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園の顔選ぶ「総選挙」は6匹の争い 飯田市立動物園

園の顔選ぶ「総選挙」は6匹の争い 飯田市立動物園

 参院県区補選の論戦が繰り広げられている中、飯田市立動物園では「動物園総選挙2021」と銘打った人気投票が行われている。園内の6種類の動物が「立候補」。最も多くの票を集めた動物はオリジナルグッズが売り出されるなど1年間、園の“顔”となる。園内には飼育員たちが考えた個性あふれるポスターが掲示されており、来園者らが11日まで投票できる。

 立候補したのはカンムリサケビドリ、ニホンザル、ヤギ、ポニー、マダガスカルオオゴキブリ、ホンドタヌキ。「鳴き声うるさい党日本で唯一の叫び声届けます」(カンムリサケビドリ)、「前髪ぱっつん党ツンデレ食いしん坊」(ポニー)…。ポスターに書かれた「党名」やキャッチコピーが笑いを誘う。

 園内の動物に親しんでほしいとの思いで始めた企画で3回目。先行するホンドタヌキ陣営の飼育員大崎康平さん(30)は「補選の期日前投票所になっている市役所はすぐ近く。こちらの『投票所』にも足を運び、お気に入りの動物を探してみてはいかが」と呼び掛けている。結果発表と表彰式は5月2日。入園無料。(2021年4月10日、信濃毎日新聞)