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春満開 一気に 須坂・臥竜公園

春満開 一気に 須坂・臥竜公園

 須坂市臥竜公園で2日、竜ケ池沿いに並ぶソメイヨシノやシダレザクラが満開になった。公園管理事務所が記録を始めた2000年以降で最も早い。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、市観光協会が3~25日に開く「臥竜公園さくらまつり」は規模を縮小する。

 3月29日の開花宣言後も暖かい日が続き、一気に咲いた。2日は園内の店で買ったおでんを食べながら花見を楽しむ家族連れの姿も。妻と1歳の長男と訪れた中野市一本木の会社員小橋翔さん(26)は「毎年来るが、ここまできれいに咲いているとは思わなかった。初めて子どもに見せられて良かった」と話した。

 さくらまつりは、人の密集を避けるために夜間のライトアップを中止。例年60店近くある出店も市内の飲食店の9店に絞り、竜ケ池沿いから公園外の駐車場に移す。公園入り口で検温もする。

 観光協会の町井昭彦事務局長は「今年は満開が早くて喜ばしい半面、人が大勢来て密にならないか不安もある。マスクを着用し、あまり長時間にならないように観賞してほしい」と呼び掛けている。(2021年4月3日、信濃毎日新聞)