長野県立美術館　開館初日に５５００人

　県信濃美術館を全面改築して名称を改めた長野県立美術館（長野市箱清水）は１０日、開館した。休館から３年半ぶりとなる開館を待ちわびた約５５００人が来場。完成記念展「未来につなぐ～新美術館でよみがえる世界の至宝東京芸術大学スーパークローン文化財展」（信濃毎日新聞社など主催）などを楽しんだ。

　記念展は東西の仏教美術を精緻な復元技術で紹介する企画。奈良・法隆寺の釈迦(しゃか)三尊像を金メッキが施された当初の姿で復元した作品は初のお披露目だ。６月６日まで。

　開館時間は午前９時～午後５時。水曜休館（５月５日は開館し、６日に休館）。記念展の観覧料は大人１４００円、大学生１２００円、高校生以下無料。(2021年４月11日、信濃毎日新聞）

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