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「10年後の自分宛て手紙」、開校当時の児童らのもとに返送

「10年後の自分宛て手紙」、開校当時の児童らのもとに返送

 佐久市佐久平浅間小学校で、2015年の開校から10周年を記念して当時の全校児童と教職員580人が10年後の自分に宛てた手紙の「返送式」があった。手紙は順次記された住所に郵送された。2024年度は記念事業としてオリジナルソングなどを披露する。

 手紙は冊子型で「10年後は何をしていますか」といった児童の文章と、家族が撮った日常風景の写真などが添えられている。式は歴代PTA会長らでつくる「開校10周年記念事業実行委員会」が企画。教職員や当時の児童ら8人のトークセッションもあった。

 児童らの「いってらっしゃい」との声とともに、手紙を載せた郵便局の車が出発した。当時3年生で、今は岩村田高校2年の上原優大さん(17)は、将来の夢はプロ野球選手―と書いた手紙を受け取り、「今も夢に向かって野球を続けています」と笑顔だった。

 当時PTA会長だった北山浩一さん(48)は「当時の思いを今後の人生に役立ててほしい」としている。実行委はホームページで今後の催しの日程や内容などを発信している。(2024年3月27日配信)