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2年ぶり「高校生ホテル」 25、26日に 宿泊客募集中 白馬

2年ぶり「高校生ホテル」 25、26日に 宿泊客募集中 白馬

 白馬高校(白馬村)国際観光科2年生27人が11月25、26日、村内の旅館を1泊2日の日程で運営する体験学習「高校生ホテル」を開く。昨年秋、今年9月は新型コロナの影響で中止し、実施は2年ぶり。宿泊客の募集を始めた10月28日、協力先の旅館支配人らを招いた初研修が同校であり、営業に向けた心構えを学んだ。

 高校生ホテルは、生徒を全国から募集する国際観光科の看板授業。本来は村内の観光スポットを巡る英語のガイドツアーなどの商品開発から関わるが、新型コロナ下のため接客や配膳、清掃などに内容を絞った。例年は宿泊施設1カ所だが、今回は2カ所に分かれて営業する。

 28日は協力先旅館の丸山俊郎総支配人(47)と丸山貴義代表(44)が来校。同校卒業生の貴義さんは「僕らにとっての日常がお客さんにとっては特別な一日」と丁寧な接客を求めた。俊郎さんは「ホテルと違う、家族のような雰囲気」が外国人客にも喜ばれてきたと紹介し、「トラブルもいい経験になる。慌てず、恐れず、楽しんで」と話した。

 当日まで現地研修を重ねる。大阪府出身の岡田沙嬉さん(17)は「しっかり準備したい」と話した。1泊2食付き8980円。定員は30組60人程度。宿泊客は主に生徒の保護者を想定するが、一般客も受け付ける。予約など詳細は同校ホームページへ。(2021年10月29日掲載)

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