移住したくなったら

1000体のひな人形 中にはマスク姿も 妻籠宿

1000体のひな人形 中にはマスク姿も 妻籠宿

 南木曽町の妻籠観光協会女性部は3日まで、旧中山道妻籠宿にある観光客向け無料休憩所と案内所にひな人形約千体を飾っている。15年ほど続く取り組みで、毎年その年の話題に合った展示を工夫。新型コロナ対策が求められる昨今の状況を踏まえ、今年はマスク姿の人形も並べた。

 若い世代に桃の節句の行事を伝えようと始まった。近年は飾り付けが部員の交流の機会となっているという。人形は結婚を機に妻籠に来た人や妻籠を出た人に譲ってもらっている。1日、休憩所の妻籠宿ふれあい館を訪れた女性2人組はマスク姿の人形を見てほほ笑んでいた。(2021年4月2日、信濃毎日新聞)