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長野県 まん延防止適用1週間 「感染拡大ペースは鈍化」と阿部知事 

長野県 まん延防止適用1週間 「感染拡大ペースは鈍化」と阿部知事 

 阿部守一知事は3日、新型コロナウイルス対応の「まん延防止等重点措置」が適用されてから1週間が過ぎた県内について、新規感染者の増加基調は変わらないものの感染拡大のペースが落ちてきているとの見立てを示した。取材に対し「来週にかけて落ち着いていくのか、さらに拡大していくのかをしっかり見ていかないといけない」と述べ、引き続き警戒を続ける姿勢を強調した。

 重点措置が県内に適用された1月27日から今月2日まで1週間の新規感染者数は3893人(届け出受理ベース)で、前週の1・1倍だった。知事は、前々週から1・8倍に伸びていた前週と比べて感染拡大が鈍化していると説明。「何とか感染ピークの山を抑えるべく、多くの皆さんの協力を頂くことが重要だ」とし、感染拡大が社会活動の維持に及ぼす影響も注視していく考えも訴えた。

 県の営業時間短縮要請に応じた飲食店に支給する協力金については、書類の電子化や簡略化を進めて申請しやすくし、今月末から順次支給する方針を説明。県内金融機関に事業者への積極的な融資を求めているとして「売り上げが減っている事業者を、金融機関などと連携してサポートしていく」とした。

 この他、高齢者らに向けて、県が13会場で実施するワクチンの集団接種を積極的に活用するよう呼び掛けた。(2022年2月4日掲載)

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1873(明治6)年に創刊した長野県で日刊新聞を発行する企業です。きめ細かい取材網を生かした公正で迅速な報道に努めてきました。紙面づくりや多彩なイベントを通じた読者との双方向性を大切にしながら地域の産業や文化の振興も目指してきました。販売部数は約43万9000部(2020年4月)。県内シェアは70%超。地域に親しまれ、信頼される長野県民の主読紙として、人と時代をつなぐ仕事に取り組んでいます。