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ラベンダー見頃 見て摘み取って 上田市の信州国際音楽村

ラベンダー見頃 見て摘み取って 上田市の信州国際音楽村

 上田市生田の信州国際音楽村で、ラベンダーの花が見頃を迎えている。花の摘み取りなどを体験できる「ラベンダー祭り」を1日に続いて開いた2日は天候に恵まれ、爽やかな香りを楽しんだり、のんびり散策したりする多くの来場者でにぎわった。見頃は1週間ほど続く見通しで、祭りは8、9日にも開く。

 香りが豊かな品種「グロッソ」などを音楽村の職員や地域のボランティアらが育てている。上田市内に住む祖父母と花の摘み取りを楽しんだ長野市青木島小学校2年の米山美莉(みれい)さん(7)は「(花に集まる)ハチが少し怖いけれど、お花はとてもきれい」と喜んでいた。

 例年は5千平方メートルほどに約5万株が広がったが、気温の上昇で以前より栽培が難しくなったことなどから、植え替えを進めている。音楽村職員の菅沼あき子さん(61)は「例年より花の数は少ないが、色や香りを楽しんでほしい」と話していた。

 入場無料。摘み取りは約50本で300円。ラベンダーを束ねてリボンで編み込む「ラベンダースティック」作りは材料費450円。祭りの期間以外も入場できる。(2023年7月2日配信)