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SDGsは制服リユースで 3月から回収 伊那弥生ヶ丘高同窓会

SDGsは制服リユースで 3月から回収 伊那弥生ヶ丘高同窓会

 伊那弥生ケ丘高校同窓会(伊那市)は、卒業生から制服を回収して希望する新入生や在校生に無償で譲る「リユース事業」を始める。SDGs(国連の持続可能な開発目標)に沿って資源を有効活用する目的で、先行する中学校PTAの活動などを参考に企画した。

 3月7日から女子のブレザーとスカート、男子の学生服の上下を募る。18日までを「推進期間」と位置付け、その後も随時受け付ける。

 同校によると、制服の購入は女子で5万5千円、男子で4万5千円ほどかかる。卒業後は活用法がなく、引き取ってほしいとの声も同窓会に寄せられていたという。制服のデザインに大きな変更がないことも実施のハードルを下げた。品質の観点から過去10年ほどの制服を原則とする。

 同窓会事務局は「仕組みを有効に使ってもらい、思いも一緒に後輩たちに受け継いでほしい」としている。

 平日の午前9時~午後3時に伊那弥生ケ丘高校同窓会館へ持参する。(2022年2月18日掲載)

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