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新緑に染まる日本庭園 下諏訪「本陣岩波家」一般公開

新緑に染まる日本庭園 下諏訪「本陣岩波家」一般公開

 下諏訪町にある旧中山道下諏訪宿の本陣だった「本陣岩波家」は14~16日、諏訪大社下社里曳(び)きの開催に合わせて日本庭園を一般公開する。植木が鮮やかな新緑に染まる庭園を、明治天皇が休憩したという「玉座の間」から眺めることができる。
 庭園は江戸時代に作られ、28代目当主の岩波尚宏さん(50)が毎朝手入れしている。現在は新緑の中で、ツツジがあちこちに咲いている。「初夏は新緑、梅雨にはコケ、秋は紅葉など四季を感じられます」と岩波さん。
 庭園は午前10時~午後3時に公開。1880(明治13)年に明治天皇が本陣に立ち寄った際に使用した茶器「油滴天目(ゆてきてんもく)」なども展示する。高校生以上500円、小中学生300円。(2022年5月14日掲載)