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御代田の自然、魅力を深堀り バードウオッチングで再発見

御代田の自然、魅力を深堀り バードウオッチングで再発見

 御代田町の自然の魅力を深掘りするバードウオッチングの催しが15日、同町塩野で開かれた。町内の自然の魅力を再発見しようと地元有志らで昨年結成した「シオヤマ団」が主催し、初めて一般の参加者を募集。地元などから15人が集まり、双眼鏡を使って鳥の姿を追ったり、鳴き声に耳を傾けたりした。
 午前6時から林道や国有林を巡りながら鳥を探した。シオヤマ団のメンバーがガイドを務め、鳥だけでなく足元に残る獣道や植物も紹介。約2時間の間にキビタキやアオバトなど、30種類近くもの鳥を確認した。
 町内から参加した金子郷(ごう)君(8)は双眼鏡でキビタキの姿を見つけたといい、「いろいろな鳥の鳴き声が聞けて、御代田にもいっぱい鳥がいるんだと思った」と満足そう。ガイドを務めた井上基(もとい)さんは「自分たちが暮らす所に人以外の生き物がたくさんいることを知り、目を向ける気持ちを持ってくれたらうれしい」と話していた。
 これまではメンバー中心に観察会などを行ってきたが、地元の豊かな自然環境を地域の人に知ってほしいと今年「自然・歴史再発見御代田フカボリ団」を企画。年4回、季節ごとの自然の魅力を伝える。次回は8月21日に夜の森と星空の観察を行う。(2022年5月16日)