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「長野県とのつながり」考える 東京・銀座で若者が意見交換

「長野県とのつながり」考える 東京・銀座で若者が意見交換

 長野県は18日夜、東京・銀座の県情報発信拠点「銀座NAGANO」で、首都圏を中心とする県外在住の若者を募って「長野県とのつながり」について意見交換した。東京、埼玉などに住む20~30歳の14人が参加。県内で暮らしたり、県内と都会を行き来しながら活動したりする若者を増やすためのヒントを探った。
 四つのグループに分かれて「長野県が若者に選ばれるために必要なこと」「どんな基準で活動する地域を選ぶのか」などについて意見交換。条件として「若者の意見を本気で取り入れてくれるか。年齢に関係なく、話せること」を挙げた男性も。長野県は広く、地域ごとに特色があることから「若者には辰野や松本、塩尻といったピンポイントでアピールした方がいい」といった意見もあった。
 進行役の一人で自営業の神原(かんばら)沙耶さん(29)=東京=は「行政は後方支援に徹し、若者に自由に活動させてほしい」。阿部守一知事も参加し「人間的な温かみのある、つながりのある所に若者は憧れるのではないか」と話した。(2022年5月19日配信)