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信州の旬の味を新幹線でお届け 銀座NAGANOが「マルシェ」

信州の旬の味を新幹線でお届け 銀座NAGANOが「マルシェ」

 東京・銀座の県情報発信拠点「銀座NAGANO」は26日、早朝に収穫された食材を長野市から新幹線を使って運び入れる「新幹線マルシェ」を初めて開いた。新型コロナウイルスの影響で県内を訪れにくくなった都内在住者らが信州の旬の味を買い求めた。

 この日は、最盛期を迎えている同市松代地区産の生アンズ100パックと、同市篠ノ井小森で栽培され、柔らかい果皮が特徴の「小森茄子(なす)」24袋を用意。午前9時26分長野発の北陸新幹線(長野経由)「あさま」で運んだ。午後1時に販売を始め、「新幹線で到着しました」とスタッフが通行人にアピールした。

 銀座NAGANOでは緊急事態宣言下の休業が明けた5日から客足が戻りつつある。山浦義晴所長(52)は「数量を限定し『密』にせずに旬の物をお届けしたい」。夏に向け、プルーンやブドウ、伝統野菜の「八町きゅうり」などの新幹線マルシェも検討するという。(2021年6月27日、信濃毎日新聞)

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1873(明治6)年に創刊した長野県で日刊新聞を発行する企業です。きめ細かい取材網を生かした公正で迅速な報道に努めてきました。紙面づくりや多彩なイベントを通じた読者との双方向性を大切にしながら地域の産業や文化の振興も目指してきました。販売部数は約43万9000部(2020年4月)。県内シェアは70%超。地域に親しまれ、信頼される長野県民の主読紙として、人と時代をつなぐ仕事に取り組んでいます。