2022.08.18
七色の飛行機雲 見たことある? 雲も虹色 諏訪市、岡谷市
夏空が広がったかと思ったら、急に曇って雨が降ったり雷鳴が聞こえたり…。諏訪地方は28日、上空の大気が不安定となってめまぐるしく天気が変わったが、その合間に、色鮮やかな雲が現れた。
午前9時50分ごろ、諏訪市上空の飛行機雲が虹色に輝く現象が見られた。肌にまとわりつくような熱気の駐車場でふと空を見上げると、見慣れない雲が一筋。飛行機がピンク、黄色、緑…と美しい尾を引いていた。午後1時過ぎには岡谷市で水平方向の光の帯「環水平アーク」とみられる虹色の雲も浮かんでいた。
長野地方気象台によると、環水平アークは太陽の周りに巻層雲と呼ばれる層状の薄雲が広がっている時に見られ、雲の細かい氷の粒に日光が屈折して起こる現象という。同気象台の担当者は「飛行機雲も、氷の粒によって屈折して虹のように見えた可能性がある」としている。(2022年7月28日配信)