移住したくなったら

自然の宝庫 志賀高原で虫に親しんで 「移動昆虫館」、山ノ内町にオープン

自然の宝庫 志賀高原で虫に親しんで 「移動昆虫館」、山ノ内町にオープン

 山ノ内町志賀高原の横手山登山用の動く歩道「スカイレーター」の乗降場に30日、「こども移動昆虫館」がオープンした。小学校の教科書に載っている昆虫や同高原で見られるというチョウなど約200種類の標本が10月10日まで楽しめる。

 埼玉県の元中学校長、大熊光治さん(75)が開設。大熊さんは普段、移動昆虫館を埼玉県内の小学校を中心に開いているが、「自然の宝庫の国立公園内でこそ子どもに親しんでほしい」と、知人のいる町内スキー場などの運営会社「S&T観光開発」(愛称・横手山リゾート)の協力で2019年からほぼ毎年、同高原で昆虫館を開いている。

 展示はベニヒカゲやミヤマモンキチョウ、アサギマダラなどのチョウや、マツムシ、クツワムシ、タガメなど。大熊さんが半世紀以上にわたり収集したものや、愛好家団体「埼玉昆虫談話会」会員が集めた標本などを飾る。

 入館無料(スカイレーターは有料)。8月31日には大熊さんらが子どもの自由研究に関する相談を受け付ける。(2022年8月5日配信)