2022.11.02
下草色づく「草紅葉」 八島ケ原湿原 下諏訪町・諏訪市
下諏訪町と諏訪市にまたがる国天然記念物「八島ケ原湿原」で、下草が黄色や茶色に色づく「草紅葉」が見頃を迎えている。晴天の11日、湿原を埋め尽くすように色づいた草木が秋風に揺れていた。
湿原入り口にある町八島ビジターセンターあざみ館によると、9月初旬ごろから徐々に草紅葉が始まり、現在はスゲの仲間が色づく。見頃は10月中旬ごろまで。職員の福原正子さん(43)は「毎日、色合いが深まっていく。秋の深まりを感じてほしい」。
11日は多くの観光客が湿原を取り囲む木道を歩き、草紅葉や秋空を映した池を眺めて楽しんだ。都内から夫婦で訪れた男性(65)は「貴重な風景。心が休まる」と話した。(2022年10月12日配信)