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標高2300mの紅葉最盛期 北ア・涸沢

標高2300mの紅葉最盛期 北ア・涸沢

 標高約2300メートルの北アルプス涸沢(松本市安曇)で、紅葉が最盛期を迎えている。爽やかな青空が広がった5日、錦秋の涸沢カールと穂高連峰の雄大な眺めを大勢の登山者が楽しんでいた。

 この日は朝から好天に恵まれ、初めて訪れた茨城県の根本慎二さん(62)は「青空と山と紅葉のコントラストが美しい。世界中の山々を巡ったが、涸沢の眺めは世界一」と感嘆の声を上げた。

 山小屋「涸沢ヒュッテ」によると、今年はダケカンバの黄色が鮮やか。ナナカマドは真っ赤に色づく実の数がここ数年で最も多いという。今年は例年より1週間ほど早く紅葉が進み、現在はヒュッテ周辺が見頃。16日ごろまでは楽しめそうだという。秋の深まりとともに紅葉前線は標高を下げ、山裾に広がっていく。(2021年10月6日、信濃毎日新聞)

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