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ワインと地酒を味わえる「駅ナカバー」 小諸にプレオープン 

ワインと地酒を味わえる「駅ナカバー」 小諸にプレオープン 

 長野県小諸市の小諸駅に16日夕、地元産ワインや地酒を楽しんでもらう飲食店「エキューブ・こもろ」がプレオープンした。駅ホーム側と駅前ロータリー側の双方に出入り口があり、大きな窓を設けた開放的な店構えが特徴。市内五つのワイナリーと酒蔵の商品を販売する。同店を開設した小諸市出身のCM戦略プランナー鷹野義昭さん(59)=東京=は「落ち着いた風情の地方駅の『駅ナカバー』を楽しんでほしい」と期待している。

 観光案内所東隣を改修したカウンターとテーブルの計22席。設計した一級建築士吉田あいさん(43)=同=は「楽しい雰囲気があふれ出るような空間を目指した」。駅舎内で以前から使われていた白い板壁と梁(はり)を残し、ホームの素材と似たブロック石を内装の一部に使用。ホーム側は店内に入らなくても商品を注文できる。

 小諸産ワイン約50種類、大塚酒造(本町)の地酒、軽井沢ブルワリー(軽井沢町)のビールなどを置く。店舗責任者の橋本美月さん(28)は「地元に愛されるのと同時に観光客に魅力を発信していきたい」と意気込んでいる。

 土曜・休日は正午、平日は午後3時に開店、午後10時まで営業。水曜定休。28日まで予約制(電話050・3706・0115)で営業し、ドリンクのみ提供する。追加工事のため29日以降は休みに入り、6月中旬にグランドオープンを予定する。(2023年5月18日配信)