焼き肉とロックを味わう「フェス」　今年は７月19～20日　飯田市

　飯田市で毎年夏に開く音楽と焼き肉が融合したイベント「焼来肉(やきにく)ロックフェス」の実行委員会は２８日、市内で記者会見し、今年のフェスを７月１９、２０日に同市上郷黒田の野底山森林公園で開くと発表した。出演者はロックバンド「０４ＬｉｍｉｔｅｄＳａｚａｂｙｓ（フォーリミテッドサザビーズ）」、ものまねタレントの原口あきまささんらを予定している。チケットは４月２９日からプレイガイドで一般発売する。

　参加アーティストは昨年と同規模の３５組ほどを想定しており、今後も順次発表していく。今年は２日間で昨年比約１１００人増の５８００人の観客動員を目標とし、阿智村の昼神温泉の２宿泊施設と連携してバスで会場まで送迎する専用プランを新設。人数限定の先着順で受け付ける。

　会場では昨年に続き「ＹＡＫＩＮＩＫＵＣＩＴＹ」とプリントされたオリジナルＴシャツなどのグッズを販売。収益は飯田下伊那の希望自治体に寄付し、子どもたちが給食で焼き肉を味わうための費用に充ててもらう。このほか会場内に飯田水引や木工、木登りの体験コーナーを設ける。今井啓介実行委員長は「今年も肉、自然、アーティストの力で楽しいイベントにしていく」と話している。

　前売りは１日券８９００円、２日通し券１万６５００円。大人１人につき、中学生以下が１人無料。鉄板やガスボンベを借りて会場内で楽しめる「手ぶら焼肉券」は前売り２９００円。若い世代に音楽の楽しさを伝えようと、高校生限定無料チケットを７０枚限定で用意し、指定店で先着順に配布する。（2025年3月29日配信）