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強盗に吹き矢を当てろ! 下諏訪のコンビニで訓練 カラーボール代わりに開発中

強盗に吹き矢を当てろ! 下諏訪のコンビニで訓練 カラーボール代わりに開発中

 逃走する犯人に蛍光塗料付きの矢を放ち、追跡や逮捕に役立てようと、日本マグネット吹矢(ふきや)協会(諏訪市)が、「防犯吹矢」の開発を進めている。28日、諏訪署などが下諏訪町のセブン―イレブン下諏訪赤砂店で強盗対応訓練を開き、実際に使えるか試した。

 女性従業員らが投げにくく、誤って破裂した際の掃除が大変という防犯カラーボールの課題を解決すべく開発に着手。矢は三角錐(すい)で長さ13センチ。先端に蛍光塗料を付け、長さ1メートルのアルミパイプで10~15メートル飛ばせるという。

 この日、犯人役を立たせて試しに吹いてみた店員の小林祐子さん(53)は見事命中し、「吹き矢は飛距離も出るので命中する確率が上がるのでは」。ただ、実際には的が動くため、「コントロールが難しそう」と話す人もいた。同協会は10月ごろの商品化を目指すという。(2021年5月29日、信濃毎日新聞)

先端に蛍光塗料が付いた矢(長さ13センチ)=手前=と、吹き矢のパイプ(長さ100センチ)

訓練の様子や吹き矢の仕組みが分かる動画へのリンク