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塩尻・奈良井宿の酒蔵改修 宿泊施設など8月オープン

塩尻・奈良井宿の酒蔵改修 宿泊施設など8月オープン

 旧中山道「奈良井宿」(塩尻市)にある築180年の酒蔵「杉の森酒造」と民宿を改修するホテル、レストランなどの複合施設のオープンが8月4日と決まり、27日、ホテル「BYAKUNarai」(ビャクナライ)の予約受け付けが始まった。2012年から休業している同酒造の日本酒醸造も装いを新たに再開する。

 竹中工務店(大阪市)が塩尻市と結んだ地域連携協定の一環で、同社と市森林公社が出資する企業が杉の森酒造の建物と近くの民宿の改修を進めている。敷地面積約2030平方メートル。ホテルは12部屋で、料金は1泊2食付き1人4万円から。高級志向の30代以上の需要を見込む。

 同酒造は、ホテル開発・企画の「Kiraku」(京都市)が今年3月に完全子会社化。京都市の酒造会社から杜氏を招き、新銘柄「narai」(ナライ)を醸造する。レストランは一般客もランチを利用できる。公衆浴場も設け、今年秋をめどに日帰り入浴ができるようにする。ホテルについての問い合わせはビャクナライ(電話0264・34・3001)へ。(2021年5月28日、信濃毎日新聞)

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